ディフェンスが上手くなりたい選手に必要な12のこと
こんにちは、のーべるです。
アイスホッケーをしていて必要なのは得点力とディフェンス力の2つです。
スタンレーカップを見ていても年々優勝チームの失点が減ってきていることに驚くかと思います。良いディフェンダー(以後D)はパックを奪取するのがうまく、カウンター攻撃も非常にスムーズに行うことができます。
今日はディフェンスが上手くなりたい選手に必要な12のことをお伝えします。
<PR>
①足を動かす。
良いフォワードはチェックやパックを扱うのがうまいかと思います。しかし、Dにとって最も重要なことは足を動かすことであり、それができていないDは存在価値がないといってもいいでしょう。足を動かし、相手との距離をコントロールし、フェンス側に相手を追い込むのです。
②コミュニケーションを図る。
もし、あなたがゴーリーや相方Dとのコミュニケーションを取れていないのであれば、あなたは不要です。パックが近くにある時だけでなく、相方Dが持っているとき、ゴーリーが持っているときに第2、第3の目となり見方をコントロールするのです。「裏!」、「フェンス!」、「フリー!」、「来てる!」など、大きくわかりやすい声で助けるのです。
③40センチだけ浮かしたショットをマスターする。
Dもフォワードと同じように40センチだけ浮かしたショットをマスターしなくてはいけません。氷から40センチという距離はゴーリーにとって最も見づらい高さであり、ブロックすることも難しくなります。ゴーリーがバタフライをした時、氷上にパックがあれば防ぐことができますが、40センチ浮いていたらレガースの上をすり抜けます。そして、相手フォワードからしてもスティックでは防ぎにくい高さになるのです。
④距離感を常に把握する。
ブレイクアウトの後、一番重要なのは正確な距離を掴むことです。フォワードにパスして仕事が終わったと考えているようならあなたは不要ですのでベンチに帰ってください。フォワードとの距離を正確に把握し、バックパスに備えます。バックパスからシュートを決めたらあなたはヒーローとなります。しかし、ターンオーバー備えることも忘れてはいけません。もし形勢逆転したら、相手フォワードとの距離感をコントロールし、ゲームを遅らせ、チームを守りましょう。
⑤長いスティックを使う。
ホッケーを始めた頃、靴を履いて顎くらいがちょうどいい長さだと言われたことでしょう。しかし、もしDをやっているなら3~6センチ長めのスティックに挑戦してみることも有効でょう。相手との距離が少しでも近くなり、パックを奪うのも容易になります。あなたは腕力に自信があるでしょうか。長いスティックを使うということはそれだけ腕力が必要となり、相手が腕2本で支えているスティックから腕1本でパックを奪うことは不可能になります。Dにとってスティックの長さと腕力は全てです。グリップを握ってスティックがコントロールできないようなら長いスティックもやめたほうがいいでしょうね。
<PR>
⑥フォアよりバックで早く滑れるようになる。
昔私が一緒にプレイした選手の中でバックの方が早く滑れる選手がいました。Dにとってバックで早く滑れることは重要です。もし、バックスケーティングのできないようなDがいたらその人はたくさん練習するかフォワードに転向するべきだと思います。相手に背中を向けてDなんてできないですよね?
⑦誰よりもチームメイトについて勉強する。
背番号、ハンド、スピード、全てについて知っていなくてはDはできません。背番号21の選手がどっち側でパスを受けるのか知っていたら良い位置にパスを出すことができますよね。
⑧ブレイクアウトに生きがいを感じろ。
パスを出して終わってはいませんか?Dをやっている人はパスに全力を尽くすべきです。私はブレイクアウトが綺麗に決まった時は得点した時と同じくらい嬉しく感じます。パスを適当に出さずに、数秒かけてパックを落ち着かせる気持ちで最高のパスを出しましょう。
⑨負けることに慣れるな。
練習などで1-1をやっていると、「こいつには勝てないな」とか「今回はいいやと」等と思うことはありませんか?Dをやっているなら全ての練習、全ての状況で全力を尽くすべきです。あなたの後ろにはゴーリーしかおらず、あなたが抜かれたらもう得点されたと思っても良いでしょう。どれだけシュートレンジを狭め、ゴーリーにぶつけさせるか。そんなことを考えながらプレイできるといいでしょう。
⑩クロスオーバーはするな。
Dをしているとスピードをつけるためにクロスオーバーをしたくなるかと思います。しかし、足を氷から離していると、どうしても対応のタイミングが遅れ、相手のトラップにかかってしまうことがあります。NHLを見ていても絶対にクロスオーバーしないDは存在するものです。
⑪ドットの外側には行くな。
これはもう当たり前ですね。相手をフェンス側に押し込むことがDの仕事ですから絶対にドットの外側には行ってはいけません。中を守り、ゴールを守るのです。相手は絶対に外に追い出しましょう。
⑫楽しむ!
どんなポジションでプレイしていても、アイスホッケーを楽しむことは一番ですね!
Dは地味と感じるかもしれませんが、実はとっても楽しいポジションでもあるのです。
次回もお楽しみに。
|